エヌの解放

40代独身女の適当な日常です。

身の丈を、ちょっと越えるくらいが心地良い。

今月、新潟に行きます。

バレエを見に行くんですが、楽しみすぎて妄想が止まりません。

公演のために遠方へ出かけるのは約2年ぶり。

以前は年に数回遠征していたので、激減です。

30半ばでいい歳して実家を出てから、バレエ鑑賞数も遠征も減りました。

鑑賞数はほぼ3分の1にまで落ちています。

でも、意外とそれほどストレスは感じていません。

バレエに限らず、舞台全般、美術展なども同じだと思うんですが、

「見に行きたいレベル」というのがありますよね。

  ・これを見逃したら一生後悔する。死んでも死にきれない!

  ・絶対に見たい!

  ・見ておいたほうがいい。

  ・〇〇好きならこれはマストでしょう。

  ・とりあえずやっぱり見ておこう。

同じ「見たい」でも、「好き」だから見たいのと、「マスト」だから見たいのとでは違います。

バレエ鑑賞に全てをつぎ込んでいた頃は、この違いが見えなくなっていました。

いや、気付かないふりをしていたかもしれない。

 ブログやTwitterで情報を発信していると、「バレエ・ファンならこれはマストでしょう」みたいなものに縛られてしまいがちです。いえ、きちんと自分がある人はいいんですが、私は流されやすんです。

しかし、止むを得ず減らさざるを得ないとなると、自分にとって本当に見たいものがはっきりとわかってきます。おかげでいつも100~120%楽しい。以前は90%の満足度の舞台もあれば、80や70%の舞台もありました。余裕があれば、それも有りです。そういう舞台だって、確実に自分の糧になります。できることなら私だって全てのバレエ公演を見たいです。でも、それは私の身の丈には合っていないんですよね。

身の丈に合った趣味っていうのもなんだか寂しいので、身の丈をちょっと越えて少し苦しいくらいが心地良いかもしれません。