エヌの解放

40代独身女の適当な日常です。

観光できなくてもとにかくどこかに行きたい。

前回の記事で新潟へ行くのが楽しみだと書いたんですが、観光も何もしない、弾丸ツアーです。

仕事をしてから夜の新幹線で新潟入り。ビジネスホテルに泊まって、翌日も公演を見たらとんぼ返りです。

それでも楽しみで仕方ありません。

たぶん、日常から離れられるからだと思うんですが、違うかな、、。

絶対に私のことを知っている人がいない町を歩くのが大好きなんです

自意識過剰なのは承知です。

でも、田舎で暮らしていると、「どこどこで見たよ」とかよく言われるんです。

以前コンビニのレジで、「どこどこで働いてる方ですよね?」と言われたときには戦慄しましたよ。

覚えられていることも怖いし、それを平気で言える神経も怖い。

私だったら言わないです。私も言われたくないから。

ある公演会場でも、「どこどこ(地方)の公演にもいらしてましたよね?」と声をかけられ戦慄しました。

そういえば大学のクラスメイトにも、「受験会場で見たよ」と言われ驚愕した。

私は受験会場の誰の顔も覚えてなかったです。

決して美人ではないので、よほど滑稽な風貌なのかと不安になります。

それとも、人ってそんなに誰かの顔を覚えているものなんでしょうか。

私は10分前に会った人の顔も忘れてしまうのですが、、、。

そんなこんなで、「どこどこで見たよ」と言われるのが大嫌いな私は、絶対に知り合いのいない町を歩くのが心底心地よくて仕方がないんです。

知り合いに会う心配のない町を歩くときの解放感、清々しさは半端ないです。

だから、観光なんかできなくても、とにかくどこかに行きたい。

観光地もいいんですが、一番好きなのは地方の大都市かも。

とにかく埋もれられるので。

以前広島の路面電車の中で、観光客風の女性に道を尋ねられたときは嬉しかったですね~。

その町の人間に埋没できた気がして心地よかったです。