エヌの解放

40代独身女の適当な日常です。

「アルバイトだから」好きに休みを取得していいのか、という議論について。

今日(昨日だったかな?)テレビを見ていたら、年末年始にアルバイトに休まれて、人手が足りなくててんやわんやだったという蕎麦屋の店主がインタビューを受けていました。アルバイトなら自由に休みを取得していいのかという議論が、街頭のインタビューなども交えて展開されていていくわけですが、その番組の議論には興味がなかったので、それ以上は見ていません。

会社が大変な時でも「アルバイトだから」自由に休みを申請していいと思っている人は確かにいると思います。

ただそれは、無責任に「アルバイトだから」という人たちばかりではないと思います。

その考えに至った理由や経緯があると思うんです。

長い時間をかけて会社や上司に不信感を抱き、この会社のために、あるいはこの人のために頑張ろうという気持ちがなくなってしまうことだってあります。会社に不満があっても尊敬できる上司がいれば、「この人のためなら頑張るか」と、クズみたいな私でも思います。だからって、自分がやる気を失ったのを人のせいにするのは身勝手かもしれません。でも人間ですから、そんなに立派にはなれません(特に私は)。

2011年の震災の時、「派遣切り」が問題になりましたよね。私も一定期間の休職を余儀なくされました。当然、非正規雇用の人間からカットされます。中でも、家庭を持たずに一人で気ままに暮らしている(と向こうが勝手に思っている)人間が一番最初にカットの対象になるわけです。そういうものだと思います。ただ、そのときの会社の対応には不信感を抱きました。それに、会社は守ってくれないって本当だったんだなぁと思ってしまったのも事実です。でも、会社は決して正社員を「守った」わけではないんですよね。彼らも、「どんなに使っても構わない駒」として利用されたにすぎないと思います。

長い間に蓄積した不信感から、「この会社の犠牲にはなりたくない」と思ってしまった人たちを、私は責めることはできないです。