エヌの解放

40代独身女の適当な日常です。

達成感のない作業はしんどい。

またしても実家の片付けに行ってまいりました。

先日も書いたんですが(→こちらの記事)、ずっと空き家になっていた旧・実家を解体することになりまして、前回は必要なものを運び出す作業をしてきました。いらないものは業者さんが全部回収してくれるので、そのまま放置しておいていいとのことでした。ところが、下見に来た業者さんによると、トラック3台分で50万くらいかかるらしいんです。

「え、そんなに、、、」と。

家の解体なんて、人生でそう何度も経験するものではないですよね。相場がわからないので何とも言えないんですが、「高い」と思ってしまったんです。業者さんも、自分たちで捨てられるものは捨てたほうがいいですよとアドバイスしてくれたそうです。大きな家具や家電は、自治体の粗大ゴミ回収に出したほうが、一つ数百円で回収してくれるし、小さめの家具は自分たちで運び込めば無料で回収してくれるらしい。そこで、自分たちで捨てられるものは捨てようと、今回2度目の片付けに臨んだわけです。

必要なものを選ぶだけだった前回は、ゴールが見えていたのでテンションも持続したし達成感も大きかったんですが、今回はゴールがないんですよね。自分たちで捨てれば捨てるほど、業者が回収する量が減り、費用が安くなるかもしれない。そう考えると終わりは見えないし、もしもこの頑張りに意味がなかったら虚しいと思うと、母と2人、ときおり絶望的な気分になりました(父は入院中なので母と2人です)。それでもなんとか気持ちを奮い立たせ、日が暮れるまで作業を続行。電気が通っていないので、暗くなると作業できないんです、、。

衣類だけでゴミ袋40数個。布団類はシーツでくるんで、10数個。書籍類が段ボールに20数箱。食器や置物など、せともの類がダンボール2つ。箪笥や机は中身を出せば解体業者が潰してくれるそうなので、中身のこまごました物を分別。ソファや家電は自治体へ。小さな椅子などは自分たちで集積所へ持って行くことに。

女2人(しかも若くない)、非常に疲れました。私たちが軟弱なのかな~。前回に比べ達成感がないので、なおさら疲労感だけが残りました。前回は、「作業の後はご飯が美味しいね~♪」などと母と浮かれていたんですが、今回はどんよりとした夕飯でした。でも、やっぱりご飯は美味しかったですけど。達成感のない仕事ほどしんどいものはないかもしれません。

もっと早くから地道にやっていれば、こんなに短期間で慌てて作業する必要もなかったんですが、とにかく解体まで日数がなかったのが辛かったです。

というわけで、何を学んだかといえば、何事も早めの行動が肝心という、しごく当たり前のことでした。そんなこと、子どもの頃の夏休みの宿題で散々思い知ったはずなのに、何も成長してないな~と思ったんでした。