エヌの解放

40代独身女の適当な日常です。

先生に落ち度があるとすれば、それは副作用を説明しなかったことではない。

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昨日は病院でした。

定期的に通っている皮膚科です。子どもの頃からアトピーがあるので、いまでもお世話になっています。症状がひどく、泣きたくなる時期もありましたが、いまでは言わなければ誰もわからないくらい症状は落ち着いています。でも、アトピーの人が見ればなんとなくわかるかも。アトピー同士は見抜きますからね。予約を入れないと長時間待たされるので、毎回数ヵ月後の予約を取って帰ってくるわけです。診察なんて1分くらいです。

先生(男性)「調子はどうですか?」

(ちゃんと症状は見て確認してくれます)

私「まあまあです~」

先生「お薬何本いる?」

私「3本くらいで」

先生「次も3ヵ月後でいい?」

私「いいです~」

これで終了。薬がまったく必要ないというわけではないので、ここ数年はこのスタンスでもらいにいってます。

弱いランクのステロイドを使っているんですが、以前別の先生(女性)が違う塗り薬を処方してくれたことがありました。その先生のおススメだったんでしょうね。私だけではないと思うんですが、アトピーの塗り薬には非常に慎重になります。万が一、少しでも症状が悪化するようなことになったらどうしよう…と思うと、とにかく新しい薬は怖い。そんな私の警戒心たっぷりな態度を察したのか、診察室のドアを閉める直前、先生が看護師に、

「やっぱり警戒してたね、、、」

と囁いているのが聞こえてしまいました。

私は心の中で、「やっぱり」って何!?とプチパニックです。

もうその瞬間、絶対にこの薬は使いたくない!と思ってしまいました。

しかし、そうも言ってられないので、一応使ってみることに。最初は調子がよかったんですが、途中から普段は一切できないニキビが出始めたんです。まさかその薬と関係があるとは思わず、次の診察のときにニキビのことを相談したら、

「ああ、それは〇〇(薬の名前)の副作用だからね」

とサラっと言われたんです。胃が震えるのを感じるほど憤りを覚えました。

どんな薬だって副作用はあると思います。いちいち説明していられないのかもしれない。でも、許せませんでした。もうその薬は絶対に使いたくないので、元の薬に戻してくださいとお願いしました。もらったニキビの薬も、もうその先生を信用できないので使いませんでした。

私は必要以上に感情的な人間だと思います。短気だし、、。でも、どうしても許せなかったんですよね、、、。年頃の娘っこが、顔を真っ赤にパンパンに腫らして、ひどい日は学校も行けず、どんな思いで部屋の中で過ごしているか。命に関わる病気でもないのにオーバーだと思われるかもしれませんが、私は私なりに絶望的な気持ちだったんです。

その先生に落ち度があるとすれば、副作用を説明しなかったことではなく、まだ患者がいるのに「警戒してたね」という会話をしてしまうという、意識の低さ、詰めの甘さだと思います。あの一言がなければ、「ああ、この薬は私には合わなかったんだな~」と、普通に思ってたんじゃないかな。

今は症状も軽いので、薬のことでモヤモヤすることはほぼありません。でも、上で書いたような思い出があるので、新しい薬を提案してきたら断ってしまうかもしれない。ちょっと症状が悪いと、ステロイドの強さを上げようか?と言われるんですが、「もうちょっと頑張ってみます~」と言って逃げています。ここまで書いて気が付いたんですが、自分、医者の言うことを聞かない面倒な患者なのかもしれません、、。