エヌの解放

40代独身女の適当な日常です。

奇しくも同じ日。

あまり時事ネタというか、世間で話題になっている事柄について書きたくないと、いつも思っているのは、自分の頭の悪さや知識の無さ、データ不足(でも調べるのは面倒くさい)などの諸々が露呈するのが嫌だからなんですが、ちょっと気になったことを書いてみようと思います。

とんねるずが28年ぶりに披露したキャラクター、「保毛尾田保毛男」が非難を浴びていますよね。私も番組を見ながらヒヤヒヤしていました。「嘘でしょ?今やるの?」と。当然のごとく、翌日にはニュースになっていました。私も最初は信じられない思いだったんですが、だんだん「敢えて」だったんじゃないかと思えてきました。だって、誰も「マズい」と思わなかったのだとしたら、そのほうが信じられないからです。「風穴を開ける」的な? 炎上商法? よくわからないけど、非難が出ることは承知でGOサインを出したのではないか、と。時事ネタを書きたくない私まで、こうして踊らされているんですから、思う壺なのかもしれません。

よくはわからないけど、でもやっぱりやらないほうがよかったんじゃないかな~と、私は思ってます。

私は、恐らくとんねるずド真ん中の世代ではないんですが、なんとなく苦手でした。それによって傷つく人がいるかもしれないキャラクターやネタは苦手だったんです。いい人ぶっているわけではありません。なんていうか、「学年の目立つ人たちの笑い」という感じがしたというか。尖っているものには近づくのが怖かったのかもしれません。

そして、この事柄を更に印象的なものにした出来事がありました。

同じ日に放送された「SONGSスペシャル 星野源」です。

自身の曲である「Family Song」を紹介する中で、これからは家族の形も多様になっていくと思うと語り、例えの一つに「両親が同姓の家族」とサラっと言ったんです。一連の星野さんの発言は、「感動した」「泣けた」と反響があったらしく、やはり翌日にはニュースになっていました。ミュージックステーションでも同様の曲紹介をしたらしく、そのときも話題になっていたようです。

私は別に、「星野源サイコー!」とか言いたいわけではないです。でも、やっぱり支持されるよな~とは思ってしまいます。そして、とんねるずが嫌いなわけでもありません。彼らと遭遇した一般の方たちが本当に喜んでいる姿を見たりすると、愛されてるんだな~と思うし。

ただ、この対照的な発言・行動と、それに対する世間の対照的な反応が、奇しくも同じ日に起きたというのが、なんだか印象的だったんです。