今年最後のバレエ鑑賞は東京バレエ団の『くるみ割り人形』でした。
12月は多くのバレエ団が『くるみ割り人形』を上演します。
もちろん例外もあって、東京バレエ団は赤穂浪士の討ち入りが12月であることから、仮名手本忠臣蔵を題材にした『ザ・カブキ』を12月に上演することがあるし、新国立劇場バレエ団はクリスマスシーズンに『シンデレラ』を上演することも多いです。
しかし、バレエファンとしては(私だけかもしれないけど)、12月に『くるみ割り人形』を見ないと、1年が終わる気がしません。
東京バレエ団が今年上演したモーリス・ベジャール振付の『くるみ割り人形』は、通常とは異なる演出です。ベジャールが幼い頃に亡くした母への、思慕と憧憬が作品いっぱいに溢れた心打つ物語になっています。同時にバレエへの深い愛にも溢れた素晴らしい作品です。
今年の舞台鑑賞数は29公演でした。遠征は2回。
健康で、仕事ができて、舞台に感動して。
有り難い限りです。