エヌの解放

40代独身女の適当な日常です。

週末はバレエでした。

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先週末はバレエ鑑賞でした。

演目はハンブルク・バレエ団の「椿姫」です。

振付家でありハンブルク・バレエ団の芸術監督でもあるジョン・ノイマイヤーが1978年に発表した傑作物語バレエです。なんか安っぽい言い方ですけど、間違いなく傑作ではないかと。もうなんか、凄すぎて眩暈がした(笑)。どんだけよくできてんだ、と。1ミリの無駄も隙もないように思えます。完璧というものがあるのなら、これがそうなんじゃないかと思うほど、素晴らしい作品です。もちろん、踊る人間によってその純度は変わってくるとは思いますが。素晴らしい上演に出会うと、こんなクズみたいな私でも感謝の気持ちがわきあがります。何にありがとうなんだかわからないけど、ありがとうです。

主人公のマルグリットを演じたアリーナ・コジョカルは、産後3~4ヶ月のスピード復帰だそうです。いや、私は子ども産んでないからわからないけど、たぶん驚異的なスピードだと思います。で、それをまったく感じさせないあの踊りですから。もちろん、復帰のスピードは努力だけの問題ではなくて、体質とか環境とか様々だとは思いますが、それにしたって驚異的です。母親になると表現が変わったりするダンサーもいるので、彼女の今後も楽しみでなりません。あ、もちろん何も変わらなくたって楽しみです。