この半年、仕方なく始めた庭仕事に、安全にハマっています。
これまで、自分の家に何の木が植わっているのか全く把握していなかったんですが、まさか桜が植わっているとは思いませんでした。桜前線は間もなくのようですが、我が家の桜はもう咲いています。
昨日で東日本大震災から10年でしたね。
10年前も我が家の桜は咲いていたのかな~なんて考えてしまいました。
あの日、私はたまたま仕事が休みで、実家で母と二人で過ごしていました。民放で放送していた映画をなんとなく見ていたような気がします。映画はもちろん中断され、地震速報に。父も出先から慌てて帰ってきました。テレビでリアルタイムで流れる映像は、信じ難いものでした。
あれからの私の10年なんて、本当、語るほどのことではないんですが、、、。
震災の後、私もご多分に漏れず仕事を干されていて、そのときは休業手当も出ませんでした。毎日家にいてストレスがたまったのか、日ごろの不満が溜まっていたのか、生まれて初めて父と怒鳴りあいの大喧嘩をしたんです。
父と気まずくなり、無駄な恋愛をしていたこともあって、家を出て一人暮らしを始めました。自分の恋愛を無駄だなんて思いたくないけど、本当に暗黒時代だったんです。
そうこうしているうちに父に病気が見つかり、亡くなる直前に実家に戻ったんでした。
その頃、入退院を繰り返していた父は、私が実家に戻った翌日に入院し、そのまま病院で亡くなりました。
全て私の未熟さが原因なんです。父との喧嘩も、暗黒時代をもたらした恋愛も。
一人暮らしなんてする必要あったんだろうかと、今でも思うことがあります。
もちろん、勉強になったこともあったし、何より貧乏だけど楽しかったです。
でも、実家にいれば、もっと父や母のために何かできたのではないかと思ってしまいます。
それとも、一緒に暮らしていたら優しくできなかったんでしょうか、、、。
実際のところどうだったかは、結局わからないんですけどね、、、。