エヌの解放

40代独身女の適当な日常です。

生まれて初めて日本アカデミー賞授賞式を見ました。

帰宅して夕飯を済ませ、他に何も見るものがないので、生まれて初めて日本アカデミー賞の授賞式を見てます。駄目だ、、、歳のせいなのか何なのかわからないけど、泣けて泣けて仕方がない(苦笑)。紹介される映画のシーンで泣き、受賞者のコメントを聞いて泣き、最優秀賞の受賞者のコメントで更に泣き、、、。しかし、登場する映画は何一つ見ていないという・・・。映画が嫌いなわけではないんですが、、。

お芝居でもバレエでも、生の舞台を見に行くことには何の抵抗もないんですが、映画館に行くほうが私にとってはハードルが高いです。自宅で映像を見るとなると、これまた集中力が続かない。

私が映画に対して苦手意識があるのは、映画自体が苦手なわけではなくて、映画好きな人たちが苦手なんじゃないかという気もします。高校時代に映画好きの世界に足を踏み入れようとして挫折した過去があるので、勝手に敗北感を感じているせいで、映画通な人たちをひねた目で見ているのかもしれません。

さらに、天の邪鬼な性格でもあるので、最新の映画とかヒット作とかはとにかく避けてしまいます。それは映画に限らずなんですが、、。で、世間の熱が覚めた頃にハマってみたりする。最近はバレエ鑑賞もちょっとしたブームになっている感はありますが、とは言え映画に比べればポピュラーな趣味とは言えないと思います。そこも私にはちょうどよかったのかもしれない。いや、もちろんバレエ自体が好きというのが一番ですが。

それにても、2時間のサスペンスドラマは集中できるのに、どうして2時間の映画には集中できないんだろうか、、。映画は、見るなら一言一句逃さずに見たいという気持ちが大きいような気がします。「夕飯を食べながら見る」とかできないんです(一度見たことがある映画ならできますが)。楽しみな映画は、コーヒーとお茶菓子を用意して、きちんと時間が取れるときに見たい。それだけ、映画に対する期待と憧れがあるのかもしれません。

授賞式がが終了しました。最後の宮沢りえさんの「冒険はしてみるもんだな」というコメントが印象的でした。私も言ってみたいもんだな、と。