エヌの解放

40代独身女の適当な日常です。

『生誕100年 昭和を生きた画家 牧野邦夫 ―その魂の召喚―』@茅ケ崎市美術館

 

5月の平日、神奈川県の茅ヶ崎に日帰り遠征に行ってまいりました。

 

JR東海道線の茅ヶ崎駅から徒歩10分ほどのところにある、茅ヶ崎市美術館へ。

生誕100年 昭和を生きた画家 牧野邦夫 ―その魂の召喚―』を見てきました。

 

茅ヶ崎市美術館は、高砂緑地という公園の中にあります。公園の入り口(上記写真)を入り、緑深い公園の中を進み、少し登ったところに美術館はありました。

なかなかにフォトジェニックな美術館です。

『牧野邦夫 展』は、昨年の秋に京都で開催され、現在開催中の茅ヶ崎のあとは、足利市立美術館へ巡回します。いつ行こうかな〜なんてのんびり構えていたら、『日曜美術館』(NHK)で特集されるというじゃないですか! これはマズい、と。『日曜美術館』の放送後は混雑すると、もっぱらの噂なんですよね〜。なんとしても放送前に行かなければ!ということで、慌てて放送前の平日に行ってきたわけです。

いや~、す〜ごくよかったです〜。現実とも非現実ともつかない世界が、大きな画面に緻密に描き込まれている様は圧倒されるものがありました。自画像はどれもガッツリ目が合う。真っ直ぐにこちらを見つめる眼差しから、目を逸らせなくなります。こちらの内面まで覗き込むような眼差しは、画家自身が己の内面を覗き込むそれであり、覗き込まれた私もまた己の中に深く潜っていくような感覚になりました。

平家物語を描いた『海と戦』、高木俊朗氏の著書「インパール」を題材に描かれた『インパール』、泉鏡花の「天守物語」や芥川龍之介の小説を題材に描いた作品など、物語を題材に描いた作品もとても印象的でした。

牧野邦夫は、特定の絵画団体などに所属することはなく、権威的な画壇と無縁だったこともあり、その作品のほとんどがコレクターによる個人蔵とのこと。事前に聞いてはいたけど、本当にほとんどが個人蔵でした。これほど個人蔵が並ぶ絵画展は見たことないかも。それだけに、作品が一堂に会するのは貴重な機会だと思われます。

写真撮影がOKだったのは一枚だけ。

『未完成の塔』(個人蔵/練馬区立美術館寄託)

50歳で描き始め、10年ごとに一層ずつ描き進めていく構想を立てていたとのこと。61歳で亡くなったため、塔の上層部は未完となっています。

塔の先端部分となるはずだった部分には、キャンバスの上に絵の具が盛り上げられていました。

 

グッズは控えめに。図録とポストカードだけ購入しました。

 

絵を見たあとは腹ごしらえ。美術館から徒歩数分のところにある「spice it up!」というお店でカレーを食べました。

サグチキンカレーとポークキーマカレーのあいがけ。

とっても美味しかったです~♪

 

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