エヌの解放

40代独身女の適当な日常です。

3人の恩人に共通していて、私にはなかったもの。

風邪をひいてしまいました。

有り難いことに体は丈夫にできているようで、熱が出たのなんて何年ぶりか覚えてないくらい久しぶりでした。仕事帰りにコンビニに寄って、たまご粥とポカリとマスクを購入。体調悪いですアピールが半端ないラインナップで、レジに持って行くのが恥ずかしかった、、。まあ、私が自意識過剰なだけで、店員さんはなんとも思ってないと思いますが。今日は半休をもらって午後から出勤してきました。

今日からEテレで「浦沢直樹の漫勉」シーズン4が始まりました。それを見ながら夕飯。初回の今日は清水玲子。なんとなく、漫勉が清水さんを取り上げるのは意外でした。清水さんの漫画は、小学生から中学生の頃に夢中で読み漁りました。『秘密 THE TOP SECRET』の1巻くらいまではリアルタイムで読んでいたんですが、そのあたりから離脱、、、。漫画に関して私には3人の恩人がいて、彼女たちに出会わなければ知らなかったかもしれない世界に引きずり込んでくれました。小学生のときに出会った最初の恩人が教えてくれたのが成田美名子さんや清水玲子さんなど、LaLa系の漫画でした。次の恩人は高校時代の友人で、山岸凉子さんの『日出ずる処の天子』を貸してくれた人。3人目は大学時代に上村一夫さんと内田善美さんを教えてくれた人です。彼女たちに共通していたのは、「自分が面白いと思うものをどうしても読んでほしい」という情熱です。頼まなくても「あれも読んで、これも読んで」と貸してくれる人たちでした。私は自分に自信がなくて、自分がいいと思うものが友人に受け入れてもらえるか、さらに受け入れてもらえなかったときに傷ついてまた自信をなくすんじゃないかという恐怖があったので、自分が好きなものを人に紹介するということが苦手でした。相手から頼まれれば安心して紹介することができました。それは今でも変わっていないかもしれない。十数年来の趣味であるバレエ鑑賞も誰にも勧めてません。一度職場の同僚に「バレエが見てみたい」と言われ一緒に行ったことがあるんですが、隣の彼女が楽しんでいるか、満足しているかが気になってしまい、まったく舞台に集中することができませんでした。しかも、「自分の好きなもの」ではなく「世間的に人気のもの」に連れて行ったので、私の中に「どうしてもこれを見てほしい!」という情熱が欠けていたのもよくなかったのかもしれません。できればバレエを好きになってほしい。そのためには最初のバレエ鑑賞で失敗させたくないという思いが強くなってしまい、世間的に人気のバレエダンサーが出演する舞台を選んだんですが、私自身そのダンサーが全然好きじゃなかったんです。自分が情熱を持てない舞台に人を誘うのは間違いだなと、そのとき思いました。だって、どこがどう素晴らしいのか、聞かれても答えられないんですから、、。

バレエの場合、チケット代がそこそこの値段するので、勧めにくいというのもあるんですけどね、、、。

浦沢直樹の漫勉」、次回は伊藤潤二だそうです。これまた楽しみ。

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