エヌの解放

40代独身女の適当な日常です。

父、庭仕事、お隣さん。

現在、実家で母と二人で暮らしています。

2年ほど前に父が亡くなったので、実家に戻った感じです。いつかはこうなるだろうと思っていましたが、思ったよりも早く、しかも急に「戻ってきて!」と言われたので、管理会社に連絡をして、最短で契約を終了しました。

私の引っ越しが完了した翌日に父は何度目かの入院をして、そのまま病院で亡くなったので、再び父と暮らすことは叶いませんでしたが、父の願いは「母を一人にしないこと」だったので、そこは父がまだきちんと話せるうちに果たすことができました。

昨年から庭仕事を始めました。庭の手入れをしていた父がいなくなったからです。コロナで仕事が減ったのも理由としては大きいけど。祖母の時代からお世話になっている植木屋さんに頼むと、二人で二日間作業してもらって、14~5万かかるんです。年に1~2回来てもらうとなると、30万、、、。母は年金暮らしですし、私のお給料もあまりよくないので、ちょっと頭の痛い金額です。

母は先のことを考えてすぐにくよくよする人で、庭木のこともずっと心配してました。

「これ以上大きくなってお隣に迷惑をかけたらどうしよう」

「木が大きくなって根が成長してブロック塀を圧迫し出したらどうしよう」

「このブロック塀はどっちの敷地だろう。賠償するのはうちだろうか」

「台風が来て木が倒れたらどうしよう」

「どうしよう、どうしよう、どうしよう、、、」

これを毎日のようが聞かされるのが何気にしんどくて(心配事はこれだけじゃないし)、「そんなに心配なら私が切ってみるよ」ということになったんです。安心させるには行動するしかない。

で、試しにやってみたらこれが思いのほか楽しくて、現在に至るわけです。

私が頑張るから、母も楽しそうです。

高枝切りバサミを買ったり、高枝のこぎりを買ったり、高枝電動のこぎりを買ったり。

いやいや、色々買いすぎだって(笑)。道具は長く使えるように、使った後はちゃんとお手入れも欠かしません。

まあ、母が元気なのが何よりですよ、、、。

先のことを考えてくよくよするのは性格なのか、年齢なのか、よくわからないんですが、まあ年齢もあるんだろうな~。

母は、自分が死んだ後に、自分が気に入って飾っている置物がどうなるのかまで心配しています。私としては、どんなに気に入っているものでも高価なもので、自分が死んだ後のことは一切気になりません。雑に捨ててくれて構わないです。こう思うのは、まだ私が死を遠いものだと思っているからでしょうか。私も母くらいの年齢になったら、そんなふうに思うようになるんですかね~。レアな初版本とかは、興味のある人にあげたいですけどね。

というわけで、今週も休日をフル活用して庭仕事をしました。

今週剪定したのはトキワマンサク。お隣との境に植えていたんですが、お隣がすごく嫌がってるんですよね~。飛び出した枝を勝手に切ってはうちの敷地に落としくてる(笑)。まあね、飛び出してるのはうちですから、文句は言えませんけど、いい度胸してるよな~と。いや、飛び出してる私たちのほうが非常識なのか、、。いずれにせよ、住宅街で平気で歩きタバコするような奥さんですから、あまり関わり合いたくない人種であることは確かです。しかし、ご迷惑をかけているのは完全にこちらですから、今回バッサリ切ることにしたんです。これで母の心配事が一つ減ったと思いたいです。

切るよりも、片付けるほうが時間がかかります。

この量を前にちょっと途方にくれましたが、美味しくお茶を飲むためにも母と二人で頑張りました。仕事のあとのお茶は本当に美味しいです。

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